五番領交差点

江若交通安曇川支所前の県道交差点がラウンドアバウトに改修された。
南北方向の県道294号五番領安井川線が200mほど東に付け替えられることに伴い、旧来からの街道と新道の優先順位がわかりにくいこと、かと言って信号機を維持するほどの交通量が見込まれない(減少する)ことから、信号制御をやめてラウンドアバウト化された模様。

古くから朽木と安曇川(若狭街道:鯖街道のひとつ)、今津と安曇川(北国街道:西近江路とも言う)が分岐する、この地域では重要な交差点であった。そのことを示す道標が交差点のそばに建っている。

湖西はちょうどこのあたりから北が積雪地帯であり、路面や路側には消雪パイプが張り巡らされている。

路線県道23号小浜朽木高島線/市道十八川6号線/市道西万木五番領線
所在地滋賀県高島市安曇川町五番領
完成時期2023年08月29日公安委員会指定
2024年02月05日暫定運用開始
2024年04月1日正式運用開始
実走行日2025-03-21
全景写真
五番領交差点を東側から遠望拡大する
五番領交差点を東側から遠望する。ラウンドアバウトの存在を示す青看板と警戒標識「ロータリーあり(201の2)」。警戒標識はすべての接続路に設置されている。
五番領交差点の中央島を東側から眺める。やや鋭角になるためか、大型車の左折は一周するよう案内している。
南側から眺める。路面には古い消雪パイプ、かつてはこれが中央線のようなものだったが、交差点改良によりずれてしまった。
西側から。十分過ぎる広さの分離島の上に消雪パイプ。効果あるんかね?
五番領交差点を北側から眺める拡大する
北側から。この接続路は県道294号だったが、2025年4月1日をもって市道十八川6号線になった。
消雪パイプがあるので除雪車がここを稼動走行することは滅多にないが、エプロン端は丁寧に摺りつけられている。
申し訳程度に逆走注意を促すポールコーン。大丈夫かな?
交差点の傍らに立つ道標。「左朽木道」「右北國街道」と刻まれている。参考資料によれば以前は700m南の南市交差点付近に置かれていたそうだが、いつからか元々の位置に移されたようだ。
    参考資料

  • 安曇川町史(1984年11月/安曇川町)