本宮砂防堰堤魚道

1937(昭和12年)完成、築後62年で文化財に登録された本宮砂防堰堤。
その左岸に魚道が設けられている。
先代がどのような形状・ルートでいつ設けられたのか調査中であるが、現在の魚道は2006年に切り替えられたもの。

その現魚道が、ループで標高を上げた後にトンネルで山をくぐっている。
深倉川第1号砂防堰堤魚道とは異なる形式、トラック式スパイラル魚道である。
訪問した時はちょうど除草直前だったのか、雑草がひどい状態でまともに撮影できる状態でなかった。次回の課題だ。

構造トラック式スパイラル魚道
水系常願寺川
所在地富山県富山市小見
回転度810度
訪問日2015-10-04
全景写真
築10年、適度に古びた外観になってきた。左のトンネルポータルは本宮魚道トンネル。
魚くんはトラックを2周してトンネルへ。
途中には観察窓があるが、汚れていてよく見えない・・・
トンネルで砂防堰堤の上流へ。左下にある溝は魚道旧道への接続路。写真左奥には旧道トンネルがあるのだが、これがうまく撮れなかった。次回の最重要課題なのである。
貯砂量500万立米の本宮砂防堰堤。500万立米がどれほどの量なのかまるで想像できないが、立山カルデラには40倍の土砂があるらしい。