名塩山荘ロータリー

「名塩山荘バス停前」交差点から中国道(宝塚18号函渠)をくぐった地点、1960年代に開発された「名塩山荘」という名の住宅地の入口に円形交差点がある。中国道西宮名塩SAのすぐ西だ。

名塩周辺ではかなり初期(最初?)の新興住宅地とあって、国鉄生瀬駅~名塩山荘のバス便があったらしい。名塩山荘開発直後から中国道建設までは国道176号に隣接する形でバス転回のためのロータリーが設けられていたが、その後1972年頃の中国道建設により現在位置にロータリーが移動したとのこと。その後も1990年代まで名塩山荘を終点とするバス運行は続いたが、現在は中間停留所としての運行となり国道176号にバス停が移動され、ロータリーだけが残っている。

そのような事情なので環道の幅員が極端に大きく、タクシーの休息地になっているケースも多いようだ。

三叉路ではあるものの、中国道をくぐるカルバート(函渠)との位置関係で見通しが悪く、その一方で名塩山荘への道路・反対側の名塩ガーデンへの接続路ともに急勾配なので流入車両をしっかり減速させる必要あり、一時停止は妥当な規制だろう。その点を除けば、ここをラウンドアバウトとして運用することは可能だと思う。

カテゴリーロータリー
路線市道 塩45
所在地兵庫県西宮市塩瀬町名塩
実走行日2015-05-06
全景写真
このカルバートをくぐると「名塩山荘バス停前」交差点があり、さらに北へ進むと大西ループ橋だ。
名塩ガーデンから名塩山荘方向を向いて撮影。この写真の中央島の向こう側に旧バス停があったようだ。