本宮山橋(ほんぐうさんばし)

(初回記事公開:2003年8月 記事全面書換:2020年3月)
本宮山スカイラインは1973(昭和48)年に山頂から北西側区間(現在の愛知県道527号本宮山作手白鳥線)が供用開始された。当初は愛知県道路公社が管理する一般自動車道(故に原付や自転車・歩行者は通行できなかった)で、県道37号との分岐地点に料金所があった。北西側区間供用から遅れること2年、東側区間(現在の愛知県道526号本宮山作手保永線)が完成し、1975(昭和50)年に全面開通となった。
2005年3月に全区間が県道として認定され、2006年2月1日から無料開放された。

本宮山橋は東側区間にあり、1974(昭和49)年9月完成・1975年供用開始、橋長30.9m幅員7.5mの鋼橋である。ループ部の直径は内側車線で約65m、一般自動車道の時代には30km/hに制限されていたが、現在は特段の規制がないので60km/h制限ということになる。直径が大きく眺めがよくないため、注意していないとループしていることに気付かないまま通過するだろう。

2012年5月、無料開放後に再訪して全線走行した。路面はかなり傷んでおり、橋銘板もなくなっている(なくなった理由は不明)等、メンテナンスは簡略化されている印象だ。

路線愛知県道526号本宮山作手保永線(本宮山スカイライン)
所在地愛知県南設楽郡作手村保永
回転度270度
完成時期1974(昭和49)年9月/1975(昭和50)年供用開始
実走行日2003-08-10
全景写真
(2003年8月10日初訪)訪問日は台風一過の翌朝、しかも道路営業開始前であったため、路面に枝葉が散乱している。 以下、撮影位置①~④の位置関係と撮影方向を示す。
ループ下から本宮山橋を眺める拡大する
ループ下から本宮山橋を眺める。この当時は制限速度30km/hだった。
ループ途中から本宮山橋方向を眺める。
ループ途中の曲線路。見通しはよくない。
ループ上の直線路から本宮山橋を眺める拡大する
ループ上の直線路から本宮山橋を眺める。ループしていることを予告する警戒標識は設置されていない。

一般自動車道ならではの掲示物群だ。乗車したままでは読みきれぬ。

(2012年5月4日再訪) 魚眼レンズで撮影してみたが、どう足掻いても「のの字」を描いている様子は撮れそうにない。
哀れ、橋名板は取り外されてプラスチック製に置き換えられていた。

(2019年11月17日再訪) 本宮山橋ループ全景拡大する
本宮山橋ループ全景。初訪から16年、樹木の成長は相当なものだろう。