高度成長期に開発されたニュータウン「鶯ヶ丘団地」の入口に存在するのの字。
竣工は1969年(昭和44年)7月。国土地理院に1969年4月撮影の空中写真があり、残念ながら橋の様子は判別できないものの、まさに宅地開発中の様子が窺える。
ごく一般的なプレストレスト・コンクリート桁橋と見られる。
中央部分は活用方法が見つからなかったのだろうか、架橋当初からずっと空き地状態のようだ。
桁下に排水管と思われるパイプがむき出しに配置されているのがちょっと残念だが、メンテナンスの効率性を重視した結果だろうか。
この橋の詳細を調べようとググったら建設に関与したと見られる会社のブログがヒットしたが、なぜ「井上橋」の名が付けられたか不明である。当時「倉敷企業合資会社」の社長が井上さんかと思ったが、岡本さんだそうだ。また、たぬき祠はどこにあるのだろうか。
路線 | 市道(連島町連島61号線) |
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構造 | PCT桁橋 |
所在地 | 岡山県倉敷市連島町連島 |
回転度 | 270度 |
実走行日 | 2014-11-02 |
全景写真 | |
拡大する 井上橋全景。 のの字上から倉敷市街を眺められるかと思ったが、展望はあまり開けない。 春から夏は、桜が景観を盛り上げてくれるだろう。 こちら側の親柱に埋め込まれた橋銘板が妙に新しい。何らかの事情でなくなってもそのまま放置されるケースが多いと思うが、わざわざ作りなおしたということか。 中央部は活用方法が見当たらなかったらしい。そして、路肩に配置された年季の入った土嚢が少し残念だ。 最狭部。見通しは決して悪くないが、自動車が離合するのはちょっと難しそうだ。 排水管と思われるパイプはなんとかならんのか? |