清滝ループ(正式名称不明)


誰にも知られることなくひっそり佇む京都化野の寺院の如く、この「のの字」も存在している。
試峠(こころみとうげ)を越える市道 府道137号清滝鳥居本線で、直下にはその昔に敷設されていた愛宕山鉄道の廃線跡を辿る、府道137号 市道釈迦堂清滝道の清滝隧道(1927年=昭和2年=竣工)がある。
奥にある愛宕神社に参拝する人の気持ちを試すことから名づけられたという噂もあるが、肝試しのほうがしっくりする、そんな場所。(清滝隧道はさらに強烈、たぶん何かが出る。)

で、昔からの参拝道(人道)は「のの字」の上から一直線に通っているが、1983年(昭和58年)頃、車のためにこの「のの字」が作られたようだ。交差部はボックスカルバート式トンネルである。あまりに急斜面なので、ループしているにもかかわらず道路も急傾斜。ループの途中で停めようとサイドスタンドを下ろしたものの、スタンドごとずりずり滑ってゆく。
いやいや、圧巻、の一言。

ちなみに、この清滝ループのすぐ北に旧愛宕山鉄道の清滝駅跡があり、今はバスの転回所として利用されている。その近くには、同じく廃線となった愛宕ケーブルカーの清滝川駅の遺構を随所で見ることができる。歴史系鉄ヲタを目指す人にオススメの場所。

路線京都府道137号清滝鳥居本線
所在地京都市右京区嵯峨清滝一華表町
回転度360度
実走行日2003-08-12
全景写真

清滝ループ全景。

右側のトンネルは旧愛宕山鉄道(1929年=昭和4年=開通)で用いられていたトンネルである。

試峠に設けられているカーブミラー。峠ゆえに頭上方向にあるのだ。その上に見える橋桁は嵐山高雄パークウェイだ。