岡山県道32号新見勝山線は、真庭と新見をつなぐ貴重な東西方向の路線だ。
生活必需品や医療機関等の拠点集約が行われていく中、スムースな交通を確保することは重要な施策のひとつであり、この県道も順次改良工事が進められている。その改良工事により、真庭市の月田本地区「篠尾友定」という(まるで人名のような)集落をバイパスし、JR姫新線と月田川蛇行部を跨ぐように架けられているのが、ここ諏訪橋である。
この橋の途中と森林作業道を結ぶために設けられた取付道がループしている。最近の橋梁にしては珍しくシンプルな鈑桁橋である。
諏訪橋の完成は2006(平成18)年10月で、すぐ隣にある友定トンネルを含む区間が供用開始されたのは2006年11月20日。
山間の道路ながら見晴らしのよい場所がなく、ループ全景を撮るのは難しい。
ループ橋を下りて、その先の作業道を探索しようとしたが、もはや完全廃道。地図の上では道がつながっているのだが。
構造 | 鈑桁橋 |
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路線 | 県道32号新見勝山線 |
所在地 | 岡山県真庭市月田本 |
回転度 | 220度 |
完成時期 | 2006(平成18)年10月 |
実走行日 | 2015-09-19 |
全景写真 | |
![]() ![]() ![]() 反対側の下から眺める。 なぜ斜め橋台にする必要があったのだろう?謎。 車道部・歩道部・取付部、それぞれで下横構が異なるように見えるが、違うのは取付部だけ。本線はB活荷重、取付道はA活荷重で、それぞれに応じた設計ということらしい。 ![]() ![]() ![]() |