松島横断歩道橋


松島第一小学校前の国道45号から分岐して、松島大橋を渡り、松島温泉ヘルスセンター・松島タワー(現在のホテル壮観)前の県道27号奥松島松島公園線まで600mの町道松島・磯崎線が1968(昭和43)年に新規開通した。

この道が磯崎地区の小学生にとって最適の通学路になることから、小学校前の国道45号に横断歩道橋が架設された。その一端昇降階段がループしている。

※ 高城川左岸と県道27号奥松島松島公園線とJR仙石線に囲まれる土地は江戸時代は藩の塩田であったが、1950(昭和25)年に埋め立てられた。

町道は概ね計画的に新設されたはずなのに横断歩道橋の一端をループさせる(つまり、歩道橋の階段用地が少ない)ことになったのは、自動車交通の急激な増加がどのような事態になるのか関係者が想像できなかったため、歩道橋用地を予め確保していなかったのだろう。

路線国道45号
所在地宮城県宮城郡松島町松島字道珍浜
回転度270度
完成時期1969(昭和44)年3月
実走行日2022-08-28
全景写真
松島横断歩道橋全景拡大する
松島横断歩道橋全景。東側の昇降階段がループしている。写真左にこの歩道橋の主な利用者がいる松島第一小学校が見える。
ループしている昇降階段の設置部。パチンコ台のチューリップのような開き方が、なんとなくおしゃれ。
階段背後のガードレールに意味がないように見えるが、横断歩道橋設置当初は隣接するガソリンスタンドの壁がなかったため、事故防止策を講じたと考えられる。
ループ部を上から眺める。直進階段と回り階段の組み合わせは珍しいかも知れない。
道路反対側から松島横断歩道橋ループ部を眺める拡大する
道路反対側から松島横断歩道橋ループ部を眺める。写真の奥に向かって町道松島・磯崎線が延びる。
橋歴板に刻まれた「製作 仙台技術事務所」が何を表しているかよくわからない。当時、仙台技術事務所と言えば建設省東北地方建設局仙台技術事務所(現在の国土交通省東北地方整備局東北技術事務所)だったはずで、設計施工を行う組織ではなかったと思う。もしかすると当時は設計施工もやっていたのかも知れない。或いは同名の企業が存在したのだろうか。