切光ループ

坊ヶ池湖畔キャンプ場へのルートを調べるためにGoogle Mapsを眺めていたときに発見したのの字。

これまで数多くののの字を巡っていると、地図上の道路を見ただけでそののの字がどういう状態にあるのかだいたい想像できるようになってくるから不思議。ここはおそらく道路拡幅計画の真っ只中にあるのだろう、そんなニオイが強烈に漂う。事実、国道事務所のサイトを検索してみると2003年頃に供用開始されたものらしきことがわかる。しかし、道路拡幅後も残るのの字なのか、それとも拡幅後はなくなる運命なのか。それは現地に行かないとわからない。

なかなかそのチャンスがなかったのだが、2年ぶりの北海道ツーリングを計画するにあたり、事前に北海道の気温をシミュレーションすべく笹ヶ峰キャンプ場で1泊することにしたので、そのついでに訪問することにした。真夏ののの字は猛烈な勢いで雑草が伸びていることが多く撮影ポイントを探すのに大変苦労するので、この時期の探訪は避けるべきなのだが、そんなことを言っていては永遠に行けないかも知れない。

十日町から妙高方面へ向かって、国道253号~国道403号を経由して国道405号を走る。想像していたよりは「ちゃんとした」道である。0.8車線など狭隘区間はないが、1車線~2車線が交互に現れる、典型的な400番台国道である。

で、現地に到達すると、正面にボックスカルバートが見える。その手前200mぐらいの左側に、かろうじて判別できる旧道が見えた。もちろん、移動式ペーブフェンスでがっちり閉鎖されているうえ、草ぼうぼうのため、足を踏み入れることは困難だ。

ループ部の最奥部に旧道分岐があり、そのすぐ横(東側)では拡幅新路線である切光(せっこう)バイパス建設工事の真っ只中であった。工事標を見れば何かわかるかと思ったが、なんと工事標が見当たらない。別の場所に掲示されているらしい。
交差部を過ぎたあたりに青看があり、そこにはループしている様子が描かれていたが、さてこののの字はいつまで存在するのだろうか。

路線国道405号
所在地新潟県上越市牧区切光
回転度270度
実走行日2011-07-16
全景写真
ループ最奥部からループ全景を眺める。 ループ東側からボックスカルバートを眺める。 ループ西側からボックスカルバートを眺める。 交差部北側にある青看。切光バイパス完成後は、ここでのの字を描かずに直進することになる。