ラウンドアバウト

下長磯町ラウンドアバウト

この記事は約3分で読めます。

国道50号女屋町交差点と県道2号前橋館林線の連絡路になっている実態があり、通学児童生徒らの安全を確保するべく交差点改良と道路拡幅が行われた。至近に三叉路が連続していた交差点を外径30mのラウンドアバウトの4枝接続に改良された。訪問は休日の夕方だったが交通量はそこそこ多く、ラウンドアバウト設置の効果は大きいと直感する。

中央島には前橋工科大学工学部環境・デザイン領域プロダクトデザイン研究室の受託によるモニュメントが設置された。地域の伝統芸能「下長磯操翁式三番叟」の烏帽子の周りに土地由来の水辺を表現しつつ回転方向を誘導する、3Dプリンターで成形されたオブジェが配置されている。漏れ聞いた話では非常に短期の制作になったようだが、よくぞここまで地域の特色を盛り込んだものだと感心する。

交差点情報整理

路線市道12-230号線/市道12-231号線(木瀬中通線)/市道12-263号線
所在地群馬県前橋市下長磯町 [Google Maps]    [地理院地図]    [Mapion]
完成時期2025(令和07)年09月25日供用開始
実走行日2025年10月12日

現調レポート

東側(木瀬中通線)から見る。いずれの接続路にも警戒標識「ロータリーあり(201の2)」が設置されている。規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」は残念ながら全て取り付け向きが正しくないが、不可避の事情があった空気が漂う。

東側から中央島に接近する。仮設矢印板を置いているのは恒久的な誘導板設置が間に合わなかったからだろうか。

南側から眺める。赤城山がどーん!

西側から眺める。まあ、はっきり言ってどの方向に進めば何があるかさっぱりわからん。方面案内を出されても同じだろうし、地元民以外がここを通行することは極めて稀だからなくて構わないと思う。

北側から。この接続路だけ、分離島の中間がない。歩行者保護の観点ではよろしくないのだが、何らかの事情があるのだろう。

エプロンが高い!他のラウンドアバウトより5cmは盛っているように見える。ここまで段差があると雑に乗り上げる車はいないだろう。

ブルーラインは丁寧に2色バージョンだ。

横断歩道と分離島の交差部は完全に段差をなくしている。分離島があるラウンドアバウトでは珍しい。

これが前橋工科大学工学部によるモニュメント。解説がなければ何を表現したのかちょっとわかりにくいのは仕方ないか。地元民がわかればそれでいいのかも知れない。

下長磯町ラウンドアバウト空撮。全体的にとてもシンプルな印象を受けるラウンドアバウトだ。

おまけ

取材の帰途、この交差点の南西450mにある五叉路 [Google Maps]    [地理院地図]    [Mapion] で信号待ちした。待ち時間が長く、ここもラウンドアバウトになってほしいと思ったがどうだろう?踏切まで90mなので、朝夕の渋滞車列が交差点まで繋がることがなければ、の話だが。

当サイト内でコメント投稿する機能は停止しています。各種SNSで言及ください。
タイトルとURLをコピーしました