袖崎揚水機吐出口円形分水工

村山から尾花沢方面へ国道13号山形北バイパスを北上すると左手に見える分水工。

予習なしで突然視界内に現れた(円筒分水探索モードでなかった)ので少し慌てたが、400mほど北側の交差点を左折し、畦道のような細い道を南下すると、分水工に隣接する記念広場に出る。

最上川右岸にある袖崎揚水機で取水し、最上川をやや遡る格好で南東へ1.6km送られ、この地で3本に分水される。

1975(昭和50)年10月から1986(昭和61)年に施工された県営袖崎地区ほ場整備事業により、用水とともにこの分水工が整備された。諸文献に分水工の設置時期は明記されていなかったが、袖崎揚水機場は1977(昭和52)年完成なので、それから数年以内だろう。なお、記念広場に置かれた「県営袖崎地区ほ場整備事業竣工記念碑」に記された建立年月は昭和58年12月だ。

管理者村山東根土地改良区
所在地山形県村山市本飯田
完成時期1980(昭和55)年頃か?
訪問日2018-09-15
全景写真
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袖崎揚水機吐出口円形分水工全景
山形北バイパスに沿って南北へ配水される。おそらく北方への配水比率が最も高い。
西方の耕地へ配水される。
最上川左岸の袖崎揚水機場まで地下でつながっている。
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袖崎揚水機吐出口円形分水工拡大
分水工に隣接する記念広場に建つ竣工記念碑。