北海道大学構内ロータリー

北海道大学札幌キャンパス構内にはロータリー交差点が2件存在する。このロータリー交差点は農学校時代のものか?あるいは帝国大学時代のものだろうか?と思っていたが。

環状門前ロータリー

北18条通(環状通)は都市計画道路として整備が予定されていながら、北海道大学敷地を横断する区間が未成として残っていた。1996年度にアンダーパス化することが決定され、1997年から開削工法で工事が始まった。

2001年、「環状通エルムトンネル」が供用開始となり、その後の大学構内整備で大学敷地の門のひとつとして環状門が設置され、すぐ側に3枝交差点のロータリー交差点が設けられた。具体的な供用開始日は未調査だが、2001年か2002年頃だろうか。

すぐ横には、国指定重要文化財である旧東北帝国大学農科大学第二農場(大学は「札幌農学校第2農場」としている。1978(明治10)年建設のモデルバーン[模範家畜房]を含む。)があり、ロータリー交差点も酪農学園大学ロータリー(1946年頃設置)のような古い歴史を期待したが、意外に新しいものなのだ。

クラーク会館前ロータリー

古河講堂(1909(明治42)年11月竣工・登録有形文化財)とクラーク会館の間にある4枝交差点。こちらは少し古く1977年~1980年頃に設けられたらしいが、中央島の間知石の積み方をはじめ全体デザインは環状門前ロータリーと統一化が図られている。(正確には、環状門前ロータリーがクラーク会館前ロータリーに合わせたと言うべきか。)

カテゴリーロータリー
路線敷地内道路/市道北大横断線
所在地(環状門前)北海道札幌市北区北17条西8丁目
(クラーク会館前)北海道札幌市北区北9条西8丁目
実走行日2017-10-23
全景写真

環状門前ロータリー

北海道大学札幌キャンパス環状門前ロータリー拡大する
南側から眺める。中央島の向こう左側に見える建物はモデルバーンの事務室。
西側から眺める。もちろん、右回り一方通行だ。
東側から眺める。3枝とも一時停止で制御されている。
環状門から眺める環状通。この直下に環状通エルムトンネルがある。

クラーク会館前ロータリー

北海道大学札幌キャンパスクラーク会館前ロータリー拡大する
東側から眺める。寒さは織り込み済みだったが、10月なのに吹雪。
南側から眺める。右に見える2階建ての建物が古河講堂。
西側から。環状門前ロータリーは自転車の通行方法は言及されていないが、こちらは自転車も一時停止。
北側から。写真を見てわかるとおり、環道を逆走する自転車が多い。なんとかならんのか?