20年以上前に一度だけ走ったことがある国道169号。
当時は正真正銘の酷道であった。断崖絶壁を縫うように細い道路が延々と続き、対向車線からバスは来るわダンプは来るわ、離合できない(本当に離合できない場所は信号制御の片側交互通行だった)わ、で、生きて帰れないんじゃないかと思った。
当時のそんな悪夢のような体験があったので、道路がほぼ完全に改良されてもなかなか足が向かなかった、というのが妥当かも知れない。
いざ行ってみたら、当時の懐かしい思い出が蘇り、あろうことか旧道を通ってしまった。
それも、南から北へ激しい下り傾斜のある区間を。
伯母谷道路の建設工事はかなり長期間にわたったようで、特に大嶽トンネル開通までは、南から走行した場合は旧道の信号制御交互通行区間を経て伯母谷ループ橋南端取付部あたりから旧道から分岐して栗の木トンネル手前で新道に合流していたようだ。
なお、県道40号(大台ヶ原ドライブウェイ)と県道224号の間で、トンネルと橋合わせて7つを通過するが、それぞれの名称は以下のとおり。このうち道が交差するのは一ケ山トンネルと栗の木トンネルである。
伯母峯大橋
大嶽トンネル
一ケ山トンネル
伯母谷ループ橋
滝の脇トンネル
栗の木トンネル
伯母谷トンネル
路線 | 国道169号 |
---|---|
所在地 | 奈良県吉野郡川上村大字伯母谷 |
回転度 | 330度 |
実走行日 | 2010-03-22 |
全景写真 | |
伯母峯大橋付近。旧道のこのあたりに片側交互通行制御の信号があったらしい。 旧道から栗の木トンネル方向へ分岐する道路上から伯母谷ループ橋を眺める。 伯母谷ループ橋。高さがわかるだろうか。 伯母谷集落内の旧道に存在するおにぎり。旧道の一部は今も国道指定されているのだろうか。 |