中曽根大橋

初回記事公開:2002年7月15日 記事全面書換:2017年3月2日
真光寺ループ橋から3.5km飯綱高原寄りにあるのの字。
最初に訪問したときは、周辺道路もゆったりした坂で何故「の」を描く必要があるのかわからなかった。

その後の調査(というほど大げさなものではないが)、中曽根大橋直下にある北浅川と浅川支流の合流点東詰を北上し、ヘアピンカーブで高度を上げ、中曽根の集落内を通る道路が旧道だとわかった。この道路で撮影したのだが、見通しの悪い急カーブがいくつかある狭隘な道路であり、長野オリンピックに向けて、沿線住民の安全や静穏を確保するべく集落を迂回する整備が必要と判断されたであろうことは容易に想像できる。斯くして、真光寺ループ橋と同様に1998年長野オリンピックのボブスレー・リュージュ競技会場やフリースタイルスキー競技会場への幹線路に位置づけられた。

1992年着工、1995年12月1日に前後の取付部を含む中曽根バイパス(1.2km)が開通した。
2014年10月に高欄が更新され、ループの交差部前後の高欄にはゴミ・遺物・雨雪等の落下を防止するためのパネルが取り付けられた。

路線県道506号戸隠高原浅川線
所在地長野県長野市中曽根
回転度270度
実走行日2002-07-13
全景写真
2002年7月13日訪問


2017年1月3日訪問旧道合流部付近で県道506号を跨ぐ宮入橋から眺める中曽根大橋拡大する
旧道合流部付近で県道506号を跨ぐ宮入橋から眺める中曽根大橋。大雪の中の撮影になった。中曽根大橋の向こう側に、北郷の棚田(浅川の棚田、兜千枚田とも)が見える。
県道自身を越える中曽根大橋。2014年に施工された雨雪等落下防止パネルが見える。
1994年7月製造を示す橋歴板。