九谷陶芸村

石川県が世界に誇る九谷焼の歴史と技術と販売を集約させた施設である九谷陶芸村の中央に円形交差点らしき道路がある。回転方向が指定されているわけではなく、そもそも一般車両の通行は想定されていない様子であり、展示広場という印象だ。

どういう目的・狙いで拠点を集約したのかわからないが、1970年代終わり頃から石川県が中心になって旧寺井町の山林を造成して、県立九谷焼技術研修所や能美市九谷焼資料館等の公的施設を設置した。九谷焼資料館の開設は1982(昭和57)年で、ほぼ同時期に円形交差点も供用開始されたようである。

※ 似た名称の施設が小松市にあるが、あちらは 石川県工業試験場 九谷焼技術センター である。

円形交差点の中心には九谷陶芸村のシンボルとして1990年に設置されたモニュメントがあり、その一角には16軒の九谷焼販売店(ショールーム)があって多様な九谷焼製品や作品が陳列展示されている。
魅力的ではあるものの、九谷も有田も波佐見も区別できない私にとっては猫に小判なので、窓越しに眺めるだけにさせてもらった。

ここ九谷陶芸村では年に何回か「まつり」が開催され、そのときばかりは多数の人があふれかえるので注意が必要だ。

カテゴリーロータリー
路線市道泉台南6号線(泉台南5号線・泉台南7号線が接続)
所在地石川県能美市泉台町
実走行日2017-01-28
全景写真
能美市九谷焼資料館側(東側)から眺める。モニュメントは茅の輪くぐりのような螺旋形の造形で、団地内の全景が映し出されるよう鏡面仕上げにしている。そして、茅の輪をくぐるための階段部分には九谷焼の五彩(赤、黄、青、緑、紫)を使った陶板が埋め込まれている。
南側から眺める。
西側から。「画像のロードが終わらないなあ」なんて思わないように。
北側から。