渋谷橋歩道橋

JR恵比寿駅近く、明治通りの渋谷橋交差点に架かる歩道橋は交差点の主要方向を連絡する四角い形状になっている。その昇降階段4基のうち3基が螺旋階段だ。ただし、いずれも歩行者専用であり、自転車は路面の横断帯やナビラインに沿って横断すればよいが、ベビーカーや車椅子は横断歩道まで大きく迂回する必要がある。また、歩道橋自体も昔の仕様なので、昇降階段・橋上ともに狭隘だ。架け替えが近いかも知れない。

この歩道橋が架けられたのは1969(昭和44)年5月。このとき明治通りにはまだ都電34系統が走っていた。34系統の廃止は1969年10月25日なのでほんの5ヶ月間ではあるが、渋谷橋歩道橋のループ階段と都電のツーショットを求めて奔走したものの、残念ながら公開されていないようだ。

路線都道305号芝新宿王子線(明治通り)/都道416号古川橋二子玉川線(駒沢通り・明治通り)/特別区道第887号路線/特別区道第572号路線
所在地東京都渋谷区広尾1丁目/東3丁目
回転度360度+360度+360度
完成時期1969(昭和44)年5月
実走行日2024-10-20
全景写真
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渋谷橋歩道橋の東半分を眺める。北東の主桁は長スパンのため途中に橋脚がある。その他の主桁は単径間だ。全景を撮れる場所はありそうでない。交差点に面した建物の入居者と仲良くなって招き入れてもらうしかないか。
西側昇降階段。狭いぞ。
西側昇降階段を別角度から。1本の橋脚で主桁と昇降階段の両方を支える。
南側昇降階段。歩道通行者や建物をうまくかわす絶妙な配置と言えよう。