立田町交差点

なぜここをラウンドアバウトに?
交通量がそこそこ少なくて、周囲の土地を確保できる。社会実験の適地を探したらココだったということだろうか。
それほどに、設置の意図を理解しかねる場所である。

社会実験が2014年1月15日から2014年3月20日まで行われ、その後も継続して仮設としてラウンドアバウト形式で運用されていた。夏の報道でてっきり本格運用に移ったと誤解していたが、訪問した2014年11月時点では社会実験の際に設置した中央島などが仮設であったためか、公安委員会の指定を受けられておらず、一時停止を伴う方式であった。、守山市では今後これらを整備して14年度内に環状交差点の指定を目指す。
その後にラウンドアバウトに指定され、改正道交法に沿って「止まれ」から「ゆずれ」へ標識が替えられたとのこと。
2015年5月12日、完成式典が開催されている。

訪問時に20分ほど眺めてみたが、東西方向の走行車のうち、エプロンをショートカットするように(つまりラウンドアバウト化される前の直線道路のイメージで)走っている車両が多いことに気付いた。ラウンドアバウトの運用が定着するにはまだ一層の時間が必要だろう。

カテゴリーラウンドアバウト
路線市道浜街道立田線/市道笠原立田線
所在地滋賀県守山市立田町
実走行日2014-11-03
全景写真
西側から眺める。社会実験中であることを示す看板。当時の現行法範囲での社会実験だったので色々制約はあっただろうが、せめて「環道内もキープレフト」って掲示してほしかったな。
上の写真と同じ道路で中央島に接近。
「←横断歩道を渡って下さい」の矢印は常時左折可と見誤りそう。こういうのがよくない。よくこんな掲出を許可したな、守山署。
北側から眺める。見通しがいい交差点なので、ラウンドアバウトが存在することに気づかず高速で中央を突っ切ろうとするクルマがいてもおかしくない、かも知れん。
東側から眺める。
南側から眺める。歩道がないので横断歩道もない。
しかし、実態は路肩を歩く歩行者がいるし、流出路際で横断する人もいる。