静岡・日本平ラウンドアバウト

静岡市駿河区と清水区の間、駿河湾の沿岸近くにある有度山山頂近くにある日本平ホテル前の交差点がラウンドアバウトに改修された。2008(平成20年)3月に策定された日本平公園基本計画によるものだが、当初計画にラウンドアバウトはなく、途中で変更されたと見られる。公式発表等はなかったが、2019年3月からラウンドアバウトとしての運用が始まったようだ。

交差点改修前は「人」の字形であったが、まずこれをラウンドアバウト化し、次に南西方向の道路を線形変更するとともに南東方向の接続路を新設して、最終的に4枝の交差点にする模様。スケジュール感がまったくわからないが、今後の改修進捗に注目だ。

今まで「日本平のラウンドアバウト」と言えば仙台市太白区をイメージするだけでよかったが、今後は注意が必要である。

路線市道北矢部日本平線
所在地静岡県静岡市清水区馬走
完成時期2019(平成31)年3月?
実走行日2020-02-23
全景写真
静岡・日本平ラウンドアバウトを南西側から眺める拡大する
静岡・日本平ラウンドアバウトを南西側から眺める。基本計画によれば、この接続路は将来的に線形改良され、ほぼ直線でラウンドアバウトに接続するようになる。
静岡・日本平ラウンドアバウトを北西側から眺める拡大する
北西側から眺める。直進方向に道路新設の予定。
北東側から眺める。交差点の見通しは非常に良い。
静岡・日本平ラウンドアバウトを南東側から眺める拡大する
静岡・日本平ラウンドアバウトを南東側から眺める。環道を横断するようにカラーペイントが施されているが、どういう意図だろうか。停止線と勘違いするドライバーがいないことを祈る。
中央島の植栽は何をイメージしたものだろう?
規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」の裏側を確認してみたが、標識設置の標章はなかった。
日本平公園基本計画 - Ⅳ.基本計画 - 3.基本計画 - 2) 基本計画平面図及び全体整備イメージ より引用。この基本計画策定時点ではラウンドアバウトにする予定はなかったようだ。また、訪問(2020年2月)時点では3枝の交差点だったが、4枝に改修される予定らしい。

まだ工事が続く日本平ラウンドアバウトの走行動画をまとめてみた。