北陸新幹線安中榛名駅前の県道交差点にラウンドアバウトを設ける話は、2018年5月31日の群馬県議会(平成30年第2回定例会)で一般質問されたことに始まる。とは言え、
議員「安中榛名駅前はどうよ?」
県土整備部長「適した交差点はないと思ってたけど、そこ、よさそうね、検討してみよっかな」
というゆるい方針が示された状態で、こりゃ実現は当分先だと思っていた。が、あれよあれよと話が進められ、2018年9月26日から社会実験が開始された。
答弁を見る限り、保守的な県民性※を考慮してか「地元が受け入れるなら」という前提を置いており、そのための社会実験である。
※政治的に保守王国ではあるが、「保守的な県民性」とは風の噂か?
ラウンドアバウトは2014年以後国内あちこちで正式運用されていて、特殊環境ではない群馬県でいまさら社会実験は馴染まないが、右折車線が整備された2車線道路同士の交差点なら大規模な工事を行うことなくラウンドアバウトに変更できることを示す絶好の機会であろう。
カテゴリー | ラウンドアバウト |
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路線 | 群馬県道48号下仁田安中倉渕線 |
所在地 | 群馬県安中市秋間みのりが丘 |
完成時期 | 2018年9月26日社会実験開始 |
実走行日 | |
全景写真 | |
2018年9月23日初訪
拡大する ラウンドアバウト社会実験開始直前の安中榛名駅前交差点を空撮。社会実験に備えて南北の通りの横断歩道位置が大きく変えられている。横断歩道と環道の間に車1台分のスペースを空けることは円滑な運用に欠かせない。 拡大する ラウンドアバウト社会実験開始直前の安中榛名駅前交差点を南側から鳥瞰した。南北の通りは4車線道路だが社会実験に備えて2車線に絞っている。 ラウンドアバウト社会実験開始直前の安中榛名駅前交差点を北側から眺める。 東側から眺める。右折レーンを分離島に暫定変更している。 拡大する 南側から眺める。 9月15日に設置されたらしい仮設標識。規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」と指示標識「横断歩道(407-A)」だろうか。 まもなく社会実験が始まることを示す立て看板。 これは警戒標識「ロータリーあり(201の2)」か? この先、どれに進んでも群馬県道48号下仁田安中倉渕線。この状態を示す青看板をその筋の者たちは「三方開花」と呼ぶ。丸い三方開花は本邦初かも。 |