岐阜公園は岐阜城(金華山)の麓にあり、城主の斎藤道三や織田信長の居館があった場所とされる。その北側にある駐車場と公園を結ぶ歩道橋の両端がループしている。
県道287号上白金真砂線が認定された当初は長良川に沿うように金華山を迂回していたが、部分的に狭隘であったためか、1986(昭和61)年に金華山トンネルが作られた。これに伴い、それ以前から設置されていた観光客向けの堤外駐車場と岐阜公園を安全に往来できるように歩道橋が架設された。計画的な道路建設・歩道橋架設であり、昇降階段を直線にすることは十分可能だったと考えられるが、敢えて螺旋階段としたのだろう。
円筒形のコンクリート橋台を取り巻くように昇降階段が付けられていて、なかなか珍しい構造だと思う。橋台の中には何かあるのか?
| 路線 | 県道287号上白金真砂線 |
|---|---|
| 所在地 | 岐阜県岐阜市大宮町1丁目/御手洗 |
| 回転度 | 450度+540度(1.25回転+1.5回転) |
| 完成時期 | 1987(昭和62)年3月完成 |
| 実走行日 | 2021年02月13日 |
大宮歩道橋南側の昇降階段。歩道橋の主桁下に金華山トンネルの西側坑口が見える。
北側の昇降階段。すぐ横は堤外駐車場だ。
2階駐車場から螺旋階段途中に直結している。
歩道橋南側から桁下を眺める。螺旋階段の手前には1978(昭和53年)に建設された「大宮町第二陸閘」があり、その左右には昭和初期に築かれた特殊堤が延びる。
「特殊堤」と聞くと「ああ、大雨のときに近隣住民が畳を供出、パラペットに差し込んで溢流を防ぐアレか」と連想しがちだが、それはもう少し西側の区間の設備だ。特殊堤自体は住宅密集地に堤防を築く工夫であり、昭和中期に隅田川をはじめ多数建設された「カミソリ堤防」(隅田川の場合は防潮堤だが)の原型と言えるだろう。
南側から歩道橋上部を眺める。
岐阜公園・大宮歩道橋の北側昇降階段。踏板中央にはスロープが併設され、自転車も押して渡ることができる。
重厚な印象の橋歴板。

