春出跨線橋

(2004年8月26日初版記事公開/2023年3月25日全面書換)

JR鹿児島本線玉名駅の西側にある跨線橋の一端がのの字を描いている。
元々は踏切で、隣接して三叉路があった。踏切と交差点が隣接していると右折が極端に難しいので早期に交通信号機が設置されたであろうが、それでも大渋滞を引き起こしていたであろうことは容易に想像できる。

架設前後の空中写真で確認してみよう。

春出跨線橋ビフォー・アフター
Before
After

中央のスライダーを左右に動かせます。
左:1975(昭和50)年01月02日国土地理院撮影
右:2008(平成20)年05月07日国土地理院撮影

この春出踏切除却に向けて立体交差が事業化され、1978(昭和53)年に着工、1980(昭和55)年3月に完成・供用開始された。

春出跨線橋供用開始時点では県道112号岱明玉名線であったが、1984(昭和59)年に県道193号清源寺高浜線と合わせて整理統合され、県道112号長洲玉名線になった。初版記事公開時点ではこの経緯を知らず、親柱の路線名を不思議に思っていた。

路線県道112号長洲玉名線
所在地熊本県玉名市中
回転度270度
完成時期1980(昭和55)年架設
実走行日2004-08-26
全景写真
春出跨線橋のループ部拡大する
(2004年8月26日撮影)
春出交差点から眺める春出跨線橋のループ部。ループの外側(この写真で信号と跨線橋橋桁との間)に、境川に架かる新境川橋(昭和54年9月完成)がある。立体交差事業で春出跨線橋とともに建設された。
この交差点は春出跨線橋が架けられる前から三叉路だ。
春出跨線橋のループ部(別角度から)拡大する
(2004年8月26日撮影)
春出跨線橋のループ部を別角度から眺める。春出跨線橋は歩行者通行禁止ではないが歩道がない。JRの向こう側を往来する人・自転車のために地下道が設けられており、この写真の背後に階段がある。
春出跨線橋空撮拡大する
(2023年12月31日撮影)
春出跨線橋空撮。ループの中央はフェンスで分割されており、片方(写真の手前側)は緑地帯だがもう片方は境川とつながる湿地帯だろうか?
春出跨線橋のJR南側拡大する
(2023年12月31日撮影)
春出跨線橋のJR南側は分岐があるのでループしているとは言えない。
(2023年12月31日撮影)
春出跨線橋橋名板。最初は岱明玉名線の意味がよくわかっていなかった。