南海北助松駅の北200m、南海電鉄をまたぐ大阪府道36号泉大津美原線の綾園高架橋(西行西オフランプ橋)に並行して架設された横断歩道橋の西側昇降階段がループしている。
一般的に螺旋階段歩道橋は車道が作られたずっと後に追加で架設された歩道橋であることが多いが、ここは計画段階から螺旋階段を採用したようだ。当初は直線の階段で計画されたものの、住民説明会が紛糾して螺旋階段に変更せざるを得ないような事情があったかも知れない。
綾園歩道橋周辺の変遷
府道自体がまだないが、架設の4年前であり、事業計画は既に完了していたであろう時期。 | |
1979(昭和54)年10月 | 府道(車道)の工事が先行したことがわかる。歩道橋はこの2ヶ月後に架設された。 |
1985(昭和60)年11月 | 綾園歩道橋も架設され、現代とほぼ同じ状態になった。 |
歩道橋情報の整理
路線 | 大阪府道36号泉大津美原線 |
---|---|
所在地 | 大阪府高石市千代田5丁目 |
回転度 | 360度 |
完成時期 | 1979(昭和54)年12月 |
実走行日 | 2023-12-29 |
全景写真 | |
拡大する 綾園歩道橋の螺旋階段を西側から眺める。バリケードは昇降階段の下に寝泊まりしたりゴミを廃棄しないようにする措置だろうが、恒久的な造作にする余裕がないと見える。 拡大する 東側から眺める。昇降階段の支軸が異様に太いぞ。 綾園歩道橋と綾園高架橋(西行西オフランプ)の橋歴板。 |