伏見歩道橋


京都市内の国道1号・大手筋交差点に架けられた横断歩道橋の中央部昇降階段がループを描いている。国内現存最古の螺旋階段歩道橋であり、おそらく国内最初の物件である。(当社調べ)

大手筋交差点は国道1号と京都府道13号京都守口線及び京都府道35号大津淀線が交差する。府道13号京都守口線は国道1号の旧道(現在でも旧京阪国道と呼ばれる)で、当時は大手筋通が接続する三叉路であった。

古来の街道筋の国道では急速な自動車交通量増加をさばききれず、昭和40年前後に京都市内の国道が順次バイパス化され、京阪間においてはここ大手筋交差点から枚方市までの区間に新道(久御山バイパス・枚方バイパス)が作られた。このときに歩行者の安全を確保するために伏見歩道橋が架けられた。かぐや姫型の支軸もこれが元祖ということになるだろうか。

まだ横断歩道橋が珍しい時代であり、日本橋梁建設協会鐵骨橋梁年鑑 昭和43年度版に掲載されている。

路線国道1号
所在地京都府京都市伏見区下鳥羽広長町
回転度450度
完成時期1966(昭和41)年12月
実走行日2021-02-12
全景写真
伏見歩道橋全景拡大する
伏見歩道橋を北側から眺める。Y字型の桁を持ち、その中央部昇降階段がループを描いている。
伏見歩道橋のループ部を西側から眺める拡大する
伏見歩道橋のループ部を西側から眺める。
伏見歩道橋のループ部に寄ってみる拡大する
ループ部に寄ってみる。
伏見歩道橋の橋上からループ部を眺める拡大する
橋上からループ部を眺める。背後のガソリンスタンドは歩道橋が架けられたときから出光の鳥羽SSである。語彙力がなくて申し訳ないが、すげえ。
鐵骨橋梁年鑑に掲載されている、完成直後の伏見歩道橋。殆ど変わっていない。
橋名板はアクリル裏彫の機械彫刻。これも歩道橋完成当時のものだろうか。
橋歴板を探して歩き回ったぞ。