明治7年頃創立の平塚市立港小学校近く、明治時代に敷設された県道607号平塚港平塚停車場線と国道129号の交差点に県道と国道を一気に跨ぐように架けられた横断歩道橋の中間部昇降階段がループしている。
港小学校通学児童の安全のために架設されたことは確実、この付近の変遷を表形式に整理する。
年月 | 出来事 |
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平塚競輪場開場 | |
1952(昭和27)年05月 | 相模川右岸に掘込式で整備された須賀港(平塚漁港旧港)が平塚漁港として指定 |
1957年~1960年 | 国道129号の元となる道路が平塚競輪場前~国道134号高浜台の間に敷設 |
1967(昭和42)年 | 港第二歩道橋完成(橋長77m 幅員2m) |
1969(昭和44)年 | 港第一歩道橋完成(橋長50m 幅員2m) |
1972(昭和47)年 | 榎木町交差点~平塚競輪場間供用開始(この区間を含む大野交差点以南が国道129号に指定されたのは昭和50年代後半) |
1973(昭和48)年 | 夕陽ヶ丘歩道橋完成(橋長77m 幅員2m) |
まだ通過交通はさほど多くなかったと考えられるが、来たる国道129号(の元になった道路の)全通に備えて歩道橋を架設したのだろうか。
港第一歩道橋よりも港第二歩道橋のほうが名称に反して2年も早く完成したのはどういう事情なのか。ともあれ、国内の螺旋階段歩道橋としては大阪府の千里D-E歩道橋や広島県の神崎横断歩道橋と並んで屈指の古さであるが、港第一歩道橋の完成により港第二歩道橋の螺旋階段利用児童は激減したと考えられる。
路線 | 国道129号/県道607号平塚港平塚停車場線 |
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所在地 | 神奈川県平塚市幸町 |
回転度 | 540度 |
完成時期 | 1967(昭和42)年 |
実走行日 | 2020-11-23 |
全景写真 | |
港第二歩道橋の昇降螺旋階段全景 拡大する 螺旋昇降階段の支柱は門型でかなり頑丈な造りになっている。 拡大する 螺旋昇降階段を俯瞰する。利用者(小学生)を意識しているのか、階段の蹴上が低い。 橋歴板はなく、橋名板のみ。Googleストリートビューによれば橋歴板は2011年2月時点で存在していたが2013年7月時点で消失している。 |
この歩道橋の情報はykbzさんにご提供いただきました。