2019年3月4日から三重県初の環状交差点が伊賀市役所南西の交差点で試行運用を開始した。市道茅町駅四十九新池線道路改良事業の一環であるが、試行運用は三重県によるものだ。
当初の試行運用期間は6月1日まで90日間の予定であったが、データが不足したのか試行運用は7月末まで延長され、その後もラウンドアバウトの交通制御が継続していたらしい。概ね良好な結果と判断されたのだろうか、2020年度の市予算にラウンドアバウトを適用する前提の交差点改良工事が計上され、2020年度中の本格運用を目指すこととなった。
元々が耕作地の真ん中に通されていた道路であり、直線であるが故に自ずと速度は上がり気味、しかし交通量はそれほど多い路線ではなく、周囲は市役所駐車場と耕作地(水田)しかなく、土地権利関係ははっきりしている。環状交差点化に適した交差点であることに加え、市庁舎から見える位置にあって県庁分庁舎も隣接している。わざわざ移動しなくて済むので、県内外からの見学者の案内に最適な位置である。
2021年2月、そろそろ工事が終わっているかと思って訪問したところ、改良工事の真っ最中であった。
路線 | 市道茅町駅四十九新池線/市道四十九下友生線 |
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所在地 | 三重県伊賀市四十九町 |
完成時期 | 2019年3月4日試行運用開始 |
実走行日 | 2021-02-11 |
全景写真 | |
![]() ![]() ![]() ![]() なお、4枝とも警戒標識「ロータリーあり(201の2)」は設置されていない。 ![]() |