笠間橋

JR東海道線大船駅の北側に架かる橋の両端が「のの字」を描いていることに気づいたのはずいぶん前のことである。こちら方面に出かけること自体が少なく、出かけることがあってもバイクなのでこの付近を通ることはない。そんな事情で、なかなか足が向かなかったのだが、箱根方面に所用ができたので、ここぞとばかり野村橋とセットで取材することにした。

現地を訪れてみたところ、やたらと交通量が多い。
橋梁部の車線幅は1車線分しかないので、一定時間間隔で片方向通行となるよう信号制御しているようだ。
そりゃそうでもしないと、1車線ののの字をバックで下がるなんて、普通のドライバーにゃ無理な話だわ。

曲線部の径はとても小さく、急勾配で鉄道架線をクリアする高さの橋につながっている。凍結したらとても通行できるような構造ではないのだが、場所が場所だけに冬場でも凍結の心配はほとんどないのだろう。

橋の東詰は綺麗なのの字を描いているが、西詰は途中に道路の分岐があり、残念ながらのの字とは言えない。

路線市道笠間237号線
所在地神奈川県横浜市栄区笠間1丁目
回転度315度
実走行日2005-12-04
全景写真
笠間橋全景笠間橋の全景。歩行者は写真右側の階段を通行する。
曲線部の径はとても小さい曲線部の径はとても小さく、急勾配を駆け上がってゆく。
時間交互通行の様子道幅はとても狭いので、信号制御による交互通行になっている。
跨線橋西詰は微妙に「のの字」でない跨線橋西詰は微妙に「のの字」でない。手前右側に分岐路がある。