宇城市(旧松橋町)、九州道松橋IC近くの医療・福祉施設が集中して設置されている中心部の交差点がラウンドアバウトに改良された。
希望の里サン・アビリティーズ(松橋勤労身体障害者教養文化体育施設)の隣に熊本地震復興まちづくりの一環として松橋東防災拠点センターを新設(2020年12月14日供用開始)するとともに、有事には周辺は中長期にわたって避難収容する想定とされることから、停電時にも交差点機能を維持できるラウンドアバウトの長所に着目された。
平時はラウンドアバウトで制御するほどの交通量はなく、訪問時は平日夕方だったが10分間に1台程度で極めて閑散とした交差点であった。
路線 | 市道希望の里1号線/市道 |
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所在地 | 熊本県宇城市松橋町豊福 |
完成時期 | 2020年12月10日17時供用開始 |
実走行日 | 2021-04-02 |
全景写真 | |
拡大する 希望の里ラウンドアバウトを南側から眺める。分離島がしっかり設けられているだけでなく、大津の事故の影響か、歩道境界には頑丈なボラードが設置されていた。 拡大する 西側から眺める。視線誘導標は最小限の設置で、中央島の向こう側の視認性が確保されている。これ大事。 北側から眺める。左奥は新設された松橋東防災拠点センター。 東側から眺める。全接続路に「工事中 徐行願います」の仮設看板が未だに設置されている。ということは、供用開始済みながらまだ施工中なのかも。 北側の接続路の分離島だけわざわざポールコーンを立てて切り欠き部を大きくしているのはなぜだ?と思ったら、マンホールの存在だった。 交通量が極めて少ない交差点ながら、4ヶ月足らずでエプロン端のモルタル剥がれが顕著だ。エプロン端に歩車道境界ブロックは不適だろう。 |