ラウンドアバウト

長瀬第一団地ラウンドアバウト

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東武越生線武州長瀬駅の北側一帯にある長瀬第一団地の中央部にあるロータリー交差点が、2014年11月1日からラウンドアバウトとして運用されている。

この長瀬第一団地は1963(昭和38)年頃に分譲開始となった。国土地理院空中写真によれば1964年時点で約1000戸が建っている様子だ。この1000戸という数字は現在とほぼ同数と見られ、つまり即日完売状態だったということか。

東上沿線新聞が主宰する東上沿線物語の「沿線歴史点描⑭ 沿線団地開発小話(1) 押し寄せる宅地化の波」に 戸建て分譲住宅の先兵・長瀬第一団地 の記述があり、1962(昭和37)年2月に60戸が完成したとのこと。当記事にいただいたGreenさんのコメントのとおり、デベロッパーは東京ハウス。同名の会社はいくつか現存するが、当時の東京ハウスの流れを汲んでいるかは把握できていない。

一夜にして1000人を超える規模の鉄道利用客増加となったわけで、東武鉄道はさぞかし驚いただろう。もし、東武鉄道がこの団地開発に関わっていたとすれば、それは沿線開発計画の失態と言えるかも知れない。越生線は基本的に単線であり、輸送能力の向上には限界があるからだ。

団地内を歩いてみると都心下町並みに建て込んでいて1戸あたりの土地が狭い。さらに面する道路も狭い。建築基準法で定められている4m幅員をギリギリ確保しているような状態か。

宅地内がそんな状況なのでメインストリートも当然狭い。都市部の住宅難が顕著になり始めた時期で、どんなに狭くても屋根さえ付いていれば売れると判断したのだろう。仕入れた土地を、当時の常識よりもやや狭い程度に分割して目一杯の住宅を建てまくったと見られる。

にも関わらず、なぜ多くの土地を必要とするロータリーを設けたのか。
答えは、現地にあった。
隣接する公園を含め、住民の愛着を感じる街だ。

でも、ここをラウンドアバウトに指定したのはかなり無理があると思うぞ。

路線町道
所在地埼玉県入間郡毛呂山町前久保南3丁目
完成時期1963(昭和38)年ロータリー交差点設置/2014(平成26)年11月01日ラウンドアバウト運用開始
実走行日2015年05月31日

武州長瀬駅から300mの位置。左奥の「デリカショップ・ロータリー」は街ができて1~2年後に開業したとのこと。ロータリーも、ロータリー前のロータリーも、50年。

西から眺める。この狭さと見通しの悪さよ。右奥の時計付きの建物は第一団地コミュニティ会館。

北から眺める。

公園のある東からの眺め。

コメント

  1. Green より:

    武州長瀬駅周辺の住宅は当時「東京ハウス」という会社が販売していました。第一団地から第十三団地まで存在していたと思います。

    • RasandRoad より:

      Greenさん、情報提供ありがとうございます。いただいた情報は大きな手がかりになりそうです。詳細を追いかけてみます。

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