のの字めぐりを始めた初期の頃からずっと気になっていた。
いくつかのサイトで紹介されているが、詳しい情報がほとんどなかったからだ。
いつ頃建設された橋なのか。周囲はどんな地形なのか。旧道はあるのか。
・・・まあ、そんなことは、今ではStreet Viewやら国土地理院国土変遷アーカイブ空中写真等を使えばだいたいの情報が得られるようになっているのだが。
国土地理院国土変遷アーカイブ空中写真によれば、1966年にはまだループ橋周辺道路が開削されていない。
1965(昭和40)年12月着工、1968(昭和43)年12月完成・玉野バイパス供用開始。
それ以前は現在の県道22号が国道30号に指定されていた。
のの字は2つの橋梁と3つの土工区間で構成されている。橋梁は北原川を渡るものだ。宇野から岡山方面へ(のの字の下から上へ)向かって、1つ目の橋が西谷橋、2つ目すなわち走ってきた国道を越える橋が宇野橋である。いずれもお膝元の三井造船が施工した。
2車線道路であるがのの字の前後は中央帯が設けられており、否が応にも追い越しできない構造になっている。供用開始直後は上下4車線だったが、ループの交差付近の合流で渋滞するからだろう、後にに玉野バイパス全区間が上下2車線になった。
また、のの字交差部の外側には階段が設けられているが、前後は現代の道路構造令では歩道として扱われない歩道である。そもそも、ここを歩いてどこへ向かうというのか。
Wikipediaを始め多くの(と言っても3~4程度だが)ループ橋紹介サイトで「西谷橋」とされているが、その他のループ橋の呼び方基準を想像するに、ここは「宇野橋」が妥当だと思うのだが。なお、計画段階では「湯原ループ」と呼ばれていた。湯原はこの付近(現・宇野7丁目)の旧字名である。
| 路線 | 国道30号 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県玉野市宇野7丁目 |
| 回転度 | 315度 |
| 完成時期 | 1968(昭和43)年12月 |
| 実走行日 | 2012年10月07日 |
(2012年10月07日撮影)
宇野橋の南方600mの地点にある三叉路、その名も「ループ橋南」。ここから東は国道430号との重複区間である。
のの字な警戒標識。周辺の山は、この背景のような岩山が多い。
宇野橋+西谷橋 のの字全景。写真の左側が宇野橋、右奥が西谷橋である。写真中央の路肩駐車帯のようなエリアはなんだろう?凍結のおそれがある日にはチェーン装着場として開放されるのだろうか?物置も謎である。
西谷橋の橋名板
宇野橋の橋名板
のの字中央には北原川と、その川べりに(おそらく旧道の)ガードレールが見える。この反対側車線から下を覗くとガードレールはもとより廃道の道筋は見えないが、かつてはこの国道経路に備前田井駅方面へつながる徒歩道があったらしい。
(2025年04月28日撮影)
宇野橋から玉方面の海を眺める。造船の街だ。
宇野橋+西谷橋 のの字空撮。ループさせざるを得なかったとは言え、絶妙な土地利用だと感心する。
撮影は平日の朝7時前。既に通勤車両が多く通行している。

