のの字めぐりを始めた初期の頃からずっと気になっていた。
いくつかのサイトで紹介されているが、詳しい情報がほとんどなかったからだ。
いつ頃建設された橋なのか。周囲はどんな地形なのか。旧道はあるのか。
・・・まあ、そんなことは、今ではStreet Viewやら国土地理院国土変遷アーカイブ空中写真等を使えばだいたいの情報が得られるようになっているのだが。
国土地理院国土変遷アーカイブ空中写真によれば、1966年にはまだループ橋周辺道路が開削されていない。
ループ橋竣工が1968年だから、かなりの突貫工事が行われたのだろう。
それまで、現在の県道22号が国道30号に指定されていたようである。
のの字は2つの橋梁と3つの土工区間で構成されている。橋梁は北原川を渡るものだ。
宇野から岡山方面へ(のの字の下から上へ)向かって、1つ目の橋が西谷橋、2つ目すなわち走ってきた国道を越える橋が宇野橋である。
2車線道路であるが、のの字の前後は中央帯が設けられており、否が応にも追い越しできないような構造になっている。当初からこのような設計になっていたのか、事故が多発したので後付け工事をしたのか不明だ。
また、のの字交差部の外側には階段が設けられている。のの字から下(宇野方面)は歩道が整備されているが、上(岡山方面)は歩道がない点が気になる。そもそも、ここを歩いてどこへ向かうというのか。
なお、Wikipediaを始め多くの(と言っても3~4程度だが)ループ橋紹介サイトで「西谷橋」とされているが、その他のループ橋の呼び方基準を想像するに、ここは「宇野橋」が妥当だと思うのだが。
路線 | 国道30号 |
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所在地 | 岡山県玉野市宇野 |
回転度 | 315度 |
実走行日 | 2012-10-07 |
全景写真 | |
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