しおかぜ橋

地図で見つけて、果たして自動車・バイクは通れるのか、気になっていた橋。
気になっていたと言いながらも、近場であればあるほど、雨が降っていたり時間がなかったりして、なかなか訪問するチャンスがないもの。遠景の撮影場所がないことは明らかだったので魚眼レンズの出番になるはずなのだが、今回も一眼レフを持って出るのを忘れた。そんなことを言ってたら永遠にチャンスを失いそうなので、ともかく訪問してみた。

現地に行ってみて、やはり自動車やバイクは通行禁止であることがわかった。
ループ橋+アーチ橋でJR越中島貨物駅とJR京葉線を越え、さらに斜張橋で汐見運河を渡る、一連の歩道橋である。ループ橋もアーチ橋も斜張橋も全部「しおかぜ橋」なのである。管理が大変そうだな。

付近のJR線に関する情報はこちらのブログに詳しい。斜張橋は京葉線写真撮影ポイントとして有名なようだ。あいにくその方面はワタシのサイトの趣旨から外れるので、触れないことにする。

北側取り付け部を緩やかな傾斜ののの字にしたことによって、自転車だけでなく車椅子やシルバーカーもスリップすることなく通行できる。将来の付近の住民年齢構造を見据えた計画なのだろう。
コの字形を描くようにして汐見運河を渡る構造なのだが、なぜコの字形にしたのか理解に苦しむ。現代の建設技術なら運河を斜めに渡すこともできただろうに。景観に配慮したということか?

1998年3月竣工の江東区道である。


2012年3月25日再訪
手頃な時間帯に通過することとなったので、魚眼レンズを携帯して再撮影に立ち寄った。

路線区道
所在地東京都江東区塩浜2丁目
回転度830度
実走行日2010-01-24
全景写真

しおかぜ橋(ループ橋部)全景拡大する
しおかぜ橋(ループ橋部)全景。

残念ながら自動車はもとよりバイクも通行禁止拡大する
残念ながら自動車はもとよりバイクも通行禁止。

ループ部上部から撮影拡大する
2012年3月、ループ部上部から撮影。
二重らせんになっていて平坦な橋に見えるが、現実には急勾配。自転車走行が禁止されているかどうか確認し忘れたが、漕いで登るのはかなり苦しいだろう。
向こう側に見える建物はUR都市機構の賃貸住宅。

しおかぜ橋(斜張橋部)全景拡大する
2012年3月撮影。
しおかぜ橋(斜張橋部)全景。

しおかぜ橋(アーチ橋部)全景拡大する
2012年3月撮影。
しおかぜ橋(アーチ橋部)全景。

ループ内側は緑地化されている。隅のほうに区の駐輪設備が保管されていた。拡大する
2012年3月撮影。
ループ内側は緑地化されている。隅のほうに区の駐輪設備が保管されていた。
「見つけたら学校へ連絡します」の文字に「ヨシ、大丈夫!」と脳裏を一瞬よぎったのは内緒である。