福生市役所前横断歩道橋

福生市役所前に架けられた横断歩道橋の両端昇降階段がループしている。いや、ループの途中で分岐があるので、当サイトの基準で言えば「のの字な歩道」ではない、ということになるかも。正式名称は「市役所前横断歩道橋」だが、それではどこにあるのかわからなくなるので、当サイトでは「福生市役所前横断歩道橋」と表記する。

この横断歩道橋は、「防衛施設周辺の整備等に関する法律」「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」により建設資金が助成され、1979(昭和54)年度に完成した。

市役所の向かいに、地域の経済振興に資する活動等をサポートする「もくせい会館」という施設があり、市役所との往来が多いからか利便性向上のために直接建物へ出入りできる構造になっている。ただし、「もくせい会館」になったのは2017(平成29)年であり、それ以前は1977(昭和52)年に建てられた福生市商工会館だった。「もくせい会館」への改修に合わせるように、2017年7月に横断歩道橋も小改修(昇降階段部の腰板撤去)と再塗装が行われている。

路線都道29号立川青梅線
所在地東京都福生市本町
回転度630度+630度
完成時期1979(昭和54)年3月
実走行日2020-08-01
全景写真
福生市役所前横断歩道橋全景。
もくせい会館側昇降階段部拡大。歩道の通行空間確保に苦心した様子がうかがえる。路面に接するコンクリート階段部、単色なので遠近感を掴みにくいことへの対策か、注意喚起の黄色ペイントが施されている。
市役所側昇降階段途中の分岐。
橋名板は消失か盗難か。手書き看板職人がいい腕前を披露している。
橋歴板。比較的判読しやすい状態ということは、ちゃんと錆打ちしていますね。