湖南市成立前の旧石部町と旧甲西町の町境付近に造成されたニュータウンに2件の円形交差点がある。
1970(昭和45年)頃造成、1971(昭和46)年から分譲開始となった宮の森ニュータウン・宮の森ニューハイツである。デベロッパーは茨城県と滋賀県を中心に宅地開発・別荘開発を手がけていた、今はなき東宝ランド株式会社。
開発した住宅地のシンボルロードにしようという意思は全く見えない。送電線が通る土地を如何に効率的に整備して販売区画を増やすかに重点が置かれた結果、送電線下は道路に、鉄塔を交差点化することになったと見ていいだろう。
環道部分は公安委員会指定ではないものの一方通行として運用されており、一方通行としては必要十分な幅員が確保されている。
やがて自家用車が大型化し、一般庶民の家庭にも3ナンバーの自家用車が普及するとは夢にも思わなかったのだろう。接続する道路は狭隘で、特に環道流出時には注意を要する。
カテゴリー | ロータリー |
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路線 | 北側ロータリー:市道岡山団地2号線 南側ロータリー:市道岡山団地3号線・同6号線 |
所在地 | 滋賀県湖南市柑子袋(こうじぶくろ) |
完成時期 | 1971(昭和46)年 |
実走行日 | 2017-04-15 |
全景写真 | |
北側・南側ともに西側から順に時計回りで撮影した。
北側ロータリー![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 南側ロータリー![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |