瑞浪市、中央道沿いの高台にある住宅地の中心部に位置するロータリー。
どんな由来でポルトガルワインの銘柄が冠されたのかよくわからないが、1970年に着工された計画戸数692戸の大規模住宅地である。
住宅地の中心部に円形交差点を設けることが当時の流行だったと思われ、その意味ではそれなりにセンスあるデベロッパーだったと言えるし、実際威厳があるシンボルだと感じるが、生活まで考えが及ばなかったのか開発当時は水道がなく自らが沢の水を汲まなければならないという致命的欠陥(いまは水道敷設済みらしい)で、入居率はいまも1割に満たないとのこと。
そんな寂しい街ではあるが、この円形交差点の中央島はそれなりに整備されているようで、雑草で覆い尽くされるようなひどい状況ではない。他の新興住宅地でも見かけることが多い「消防水利兼用型」だ。
ただ、進行方向が指定されているわけではなく、交通量も極めて少ないためか、見ている間に通過した2台はいずれもショートカットして右折していった。