野端跨線橋

石動駅(いするぎえき)西500m、あいの風とやま鉄道(旧JR北陸本線)と砂川を跨ぎ、北陸新幹線小矢部野端高架橋をくぐる、富山県道42号小矢部福光線の橋梁。国道471号に接続する直前でループしそうになっている。つまり、ループ橋ではない。

1973(昭和48)年10月竣工。橋歴板によれば橋梁上部工の製造は同年3月。
野端跨線橋が架けられるまでは、県道42号は国鉄北陸本線を踏切で越えて、現在の県道32号小矢部伏木港線と国道471号の交差点までつながっていた。

鉄道を跨いで、その鉄道に並走している国道に接続しようとすれば、自ずと弧を描く線形となるが、周辺に立ち並ぶ学校・住宅・工場の合間を縫って道を通した結果、ほぼループすることになった模様である。ループの内側は無料の市営駐車場として活用されている。

旧北陸街道であり、野端高架橋と砂川の交差部付近に砂川橋一里塚跡がある。現在は公園として整備されているが、元々は北陸街道を挟んで西側および砂川を挟んで対岸(右岸)にあったもの。

構造鈑桁橋
路線県道42号小矢部福光線
所在地富山県小矢部市後谷
回転度210度
実走行日2015-10-04
全景写真
国道上にある青看板ではループしていない。
ループ内側から国道方面を眺める。この方向からだと、なんとなくループしているように見える。
立体交差の下からループ方面を眺める。ひとつの車線のみ交差していることがわかる。早瀬大橋横浜国立大学橋に似ている。
南側(埴生側)から野端跨線橋を見る。跨線橋を跨いでいるのは北陸新幹線。跨線橋の右奥に伸びる道は旧北陸街道。100m先に砂川橋一里塚跡がある。
橋歴板によれば、上部工は1973年3月製造とのこと。竣工まで半年の差があるのは昭和40年代ならでは、か。
後付の融雪用水道管が橋名板を隠してしまっている。なんとかならんかったのか?