東郷町役場南西側、愛知県道57号瀬戸大府東海線の両側は町役場間近でありながら低未利用地が多く、分散型市街地から集約型都市構造(いわゆるコンパクトシティ)へ転換を図るべく、町役場が主導して2014(平成26)年に東郷中央土地区画整理組合を設立、2025年完了を目標に土地区画整理事業が行われている。
2014(平成26)年12月に組合設立認可と事業計画が発表された際に、土地区画整理施工区域南東部の低層住宅地区中心部の交差点にラウンドアバウトが採用されることが判明した。
これまで全く縁がない地域だったので地図を見てもピンとこず、ましてやラウンドアバウトが設けられる場所がどんなふうに変わるのか想像できずにいた。
開通したとの情報を聞いた(ツイートを見た)半年後に訪問してみたものの・・・まだ住宅がほとんど建てられていないこともあるが、なんでここにラウンドアバウト?というのが正直な印象だ。10年後、住宅が立ち並び街が完成した状態で再訪してみたい。
路線 | 町道(区画道路12-1号/10-3号/10-4号) |
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所在地 | 愛知県愛知郡東郷町大字春木字塔ノ上 |
完成時期 | 2021(令和3)年11月1日開通 |
実走行日 | 2022-05-03 |
全景写真 | |
![]() 東郷セントラル第3街区ラウンドアバウトを北側から眺める。交差点自体は特筆することはないが、新しい街なのに電柱があるのか。 ![]() 東側から眺める。この街区の道路はほとんどが1.5車線。つまり、そういう交通量なのだ。にも関わらずラウンドアバウト?と疑問が湧くのは当然だ。 ![]() 南側から眺める。いずれの接続路にも警戒標識「ロータリーあり(201の2)」が設置されているが、上下を間違えてるよ? ![]() 西側から眺める。道路幅員が狭いけれど横断歩道部分に分離島を設けている点は評価できる。 ![]() 分離島を眺める。環道外側と横断歩道の間が狭いけれど、仕方ないだろう。ところで、分離島に立てた脱着式ボラードはどういう意図だろうか。環道を流出入するトラックのフロントオーバーハング/リアオーバーハングを考慮したものだろうか?だとしても、トラック通行時にボラードをわざわざ抜くだろうか?1枚上の写真をあらためて見ると、ボラードのみ右車線にオフセットしていることがわかるが、その理由はなんだろう? 交差点設計時に作成された車両軌跡図を見たいぞ。 ![]() |
東郷セントラル第3街区ラウンドアバウト設置位置詳細


赤枠で囲んだ範囲が土地区画整理事業区域。赤丸がラウンドアバウト設置位置。
ラウンドアバウト設置付近を拡大してみる。土地区画整理で以前の風景は完全に置き換えられた。