その名のとおり、えちぜん鉄道三国芦原線あわら湯のまち駅(旧芦原湯町駅、もっと前は芦原駅)の前にあるロータリー。駅前ロータリーとしか表現しようがないが、ラウンドアバウト運用はそんなに難しくない印象の交差点である。
1950年代後半、それまで駅前広場だった場所を拡幅して駅前ロータリーにしている。この時点ではバスターミナルがある「普通の駅前ロータリー」だった。
やがて1972(昭和47)年3月1日の国鉄三国線(及び国鉄芦原駅)廃止後、国鉄三国線軌道敷を市道芦原金津線へ転換、1977(昭和52)年に駅舎を南側へ約10m移して改築、続いて駅前ロータリーの改修が行われて1979(昭和54)年3月にほぼ現在の形(※)になり、車寄せ機能とロータリー機能が分離された。
※より正確に言えば、1979年の工事で中央島に噴水があるロータリーになったが、その後に噴水が廃止された模様。
ちはやふるweekのメインweek夕方に訪問したこともあってか、歩行者も自転車も通行車もかなり多いと感じた。
接続路はいずれも一時停止で規制されている。ラウンドアバウト運用は可能のように思えるが、「温泉町」、魯迅の「藤野先生」、かるたの「ちはやふる」を前面に一層の観光街に変わりつつある街であり、歩行者の安全確保が絶対条件なのだろう。いずれ常陸多賀駅前ラウンドアバウトのように整備運用されないだろうか。
カテゴリー | ロータリー |
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路線 | 市道芦原金津線/市道三国芦原線/県道121号芦原湯町停車場線 |
所在地 | 福井県あわら市温泉1丁目 |
実走行日 | 2015-10-03 |
全景写真 | |
西(市道三国芦原線)から眺める。 北(県道121号)から眺める。 東(市道芦原金津線)から。逆光でどうにもならぬ写真だ。 ロータリーから北へ延びる県道121号は、福井県でありがちな「隔月で駐車禁止が入れ替わる道路」だ。 国鉄三国線軌道敷を転換した市道芦原金津線。紅葉葉楓(モミジバフウ)の並木が心地よい。秋は真っ赤に紅葉するのだろう。 訪問した日は「ちはやふるweek」のメインweek終盤。ここは渋谷か?ってぐらいに若い女性をいっぱい見た。 |